iTECS法(非破壊試験)によるコンクリートの部材厚さ試験方法
部材厚さ試験の原理について
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部材厚さ試験の適用条件
①厚さが100mm程度~2500mm程度
コンクリート部材が厚くなると、弾性波の減衰によって多重反射により生成される周波数を精度良く測定することが困難な場合があります。また、適用できる厚さの上限値は、使用する測定装置の性能にも依存されます。
②背面が地盤等と完全に密着していない状態
コンクリート表面から入力した弾性波が、コンクリートと音響インピーダンスの異なる材質との境界面で反射する性質を利用しますが、背面がある程度の音響インピーダンスを持つ地盤等の材料と完全に密着していると、多重反射による周波数が変化し、正確な周波数を測定することが困難となります。
③測定面と対向反射面が平行とみなし得る形状であり、幅、長さが厚さの 0.5 倍程度以下、または、6 倍程度以上
詳細については、「iTECS 法規格:測定 01 多重反射による 1 次共振周波数の測定方法 1.適用範囲」を参考ください。
部材厚さ測定方法
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コンクリートの部材厚さの測定の図解
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コンクリートの部材の厚さの測定のグラフ
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iTECS法 規格
試験02:コンクリート部材厚さの試験方法